いい仕事をするために!!


 中島誠之助の言葉じゃありませんが「いい仕事ですねぇ!」といわれることは、何よりも職人冥利に尽きる言葉です。日々仕事をこなす中で、単にお客様に頼まれた仕事のみならず、誰が見ても“いい仕事”であると見られるような結果を残して行きたいと思っております。そのためには当然のことながら日々精進し、向上心を持って努力することが必要です。値段の高い安いでは、もちろんありません。単なる自己満足ではなく、如何に納得の行く仕事をするか、如何に完成度の高い仕事を目指すか、そして如何に人を楽しませるかを形にする、それだけです。これは、職人として当然持つべき“魂”なのです。野球で言えば“一球入魂”の仕事であり、それが、私の生き方でもあります。

店主 京表具師 堀田直樹


・大学卒業後京都の表具店に勤務。
 後、高岡に戻り父堀田喜作に師事
・昭和63年 
 富山県表装展において県知事賞(最高賞)
 を受賞。
・平成29年 
 富山県表具師文化協会 会長就任
・令和元年 
 富山県表具師文化協会 常任相談役就任
・昭和63年
 1級表装技能士(国家資格)取得
・平成23年
 富山県技能検定委員に委嘱される
・平成24年
 全技連マイスター認定
・平成26年
 ものづくりマイスター認定
・平成28年
 職業訓練指導員免許取得
・平成29年
 全技連マスター更新認定
・令和元年
 全技連会長表彰受賞
・令和 2年
 富山県技能功労表彰受賞


「日本の美」、大切にしたい 


 日本の四季は、美しい。世界には美しい風景など山ほどありますが、日本の四季に伴う自然の美しさは、贔屓するわけではありませんが、格別の美しさがあると思います。私の仕事はこの感動、この美意識に基づいております。そういう日本文化の美しさの象徴である京都に京表具を学び、一表具師として、作品一点のみに精魂傾けるのではなく、例えば掛け軸の掛けられる床の間の造り、部屋全体の空気、そのお屋敷の周りの環境、そこに住む人々の人柄などすべてにイメージを膨らませ、そこに調和と最高の日本美を表現できるよう心がけております。そして、お客様に喜んでいただけることはもちろん、日本の心、日本の美について共感して行ける仕事をしたいものです。


修復前    ⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒

阿弥陀如来像


ダブルクリックして、大きくして見てみて下さい



修復後

この阿弥陀如来像は、約150年の間、お仏壇内に飾られていたものを修復したものです。 

このようによみがえりました



堀田盛喜堂